「自宅で自重スクワットをやっているけれど、最近あまり効いている感じがしない……」
「かといって、いきなり重いダンベルを買ったり、ジムに行くのは少しハードルが高い……」
そんな方におすすめなのが、足を前後にずらして行う「スタガードスクワット(Staggered Squat)」です。
スタガードスクワットを取り入れると、特別な器具を使わずに自重のままで前足のお尻(大臀筋)や太ももへ一段上の負荷をかけられます。
この記事では、スタガードスクワットのメリットや効かせるためのフォームのポイント、よくあるNG動作をわかりやすく解説します。一緒にトレーニングできる動画もあるので、ぜひフォームを確認しながら一緒に実践してみてください!
自重スクワットで物足りなくなったときの「負荷の壁」
「回数をこなしても、以前ほど筋肉痛が来なくなった」と感じていませんか?
自重スクワットに体が慣れてくると、誰もが直面するのが「負荷の頭打ち」です。回数をひたすら増やす手もありますが、時間がかかるうえにトレーニングの効率も悪くなります。
ジムで重いバーベルを担ぐのはハードルが高い……という方にこそおすすめなのが、片足に重心を移して行う「スタガードスクワット」です。
スタガードスクワットとは?ブルガリアンスクワットとの違い
「スタガード(Staggered)」とは、英語で「互い違いの・ずらした」という意味を持ちます。その名の通り、両足を前後に少しずらしたスタンスで行うスクワットです。
後ろ足は「つっかえ棒」として使う
スタガードスクワットの最大の特徴は、「体重の7〜9割を前足に乗せ、後ろ足は1〜3割のバランス維持に使う」点にあります。
完全に片足で立つわけではなく、後ろ足のつま先が地面についているため、転倒のリスクを抑えながら前足のお尻(大臀筋)や太もも裏(ハムストリングス)へ強烈な負荷を集中させられます。
ブルガリアンスクワットとの違い
片足系のスクワットといえば、ベンチや椅子に後ろ足を乗せる「ブルガリアンスクワット」が有名です。両者を比較すると以下のような違いがあります。
| スタガードスクワット | ブルガリアンスクワット | |
| 道具 | 必要なし | 椅子やベンチ |
| 後ろ足の位置 | 床 | 椅子やベンチの上 |
| 強度 | ◯ | ◎ |
| バランス | ◯(取りやすい) | △(難しい) |
ブルガリアンスクワットはより強度を高くする事ができますが、道具が必要であったり、後ろ脚をベンチや椅子に乗せることで、バランスを取るのが難しくなります。
スタガードスクワットは道具が不要で、後ろ足を床につくことでバランスもとりやすく自重スクワットから強度を上げるのにもおすすめの種目です。
スタガードスクワットの正しいやり方・フォーム
ステップ1:セットアップ(足幅と重心の決定)

- 両足を腰幅(肩幅よりやや狭め)に開いて立ちます。
- 重心を鍛えたい側の足に乗せる。
- 反対の膝下を曲げ、足を靴1〜1.5足分だけ後ろに引きます。
- 後ろ足はかかとを浮かせ、つま先立ちにします。
- 体重は「前足のかかとに7〜9割、後ろ足は1〜3割」のイメージで乗せます。
ステップ2:しゃがむ動作(股関節の引き込み)

- 背筋を真っ直ぐ伸ばし、骨盤を正面に向けます(手は胸の前で組むか腰に当てます)。
- 膝から曲げるのではなく、前足側の股関節を折りたたむようにお尻を斜め後ろへ引いていきます。
- 上半身は自然に軽く前傾させ、前足の太もも裏〜お尻がしっかりストレッチされている感覚を感じる位置までしゃがみます。
- 前足の足裏全体で床を押すように、上体を起こし、スタートポジションに戻ります。
効かない・腰が痛いときの「3大NGフォーム」と改善法
スタガードスクワットは効果が高い反面、フォームが崩れると「お尻に効かない」「前ももばかり張る」「腰が痛くなる」といった原因になります。特にやってしまいがちな3つのミスと、その修正ポイントをチェックしておきましょう。
NG①:前足の膝が内側に入っている(ニーイン)

立ち上がるときやしゃがむ瞬間に前足の膝が内側へブレると、お尻の筋肉がうまく使えず、膝の関節や靭帯を痛める原因にもなります。
膝はつま先と同じ方向に向けておきましょう。
NG②:背中が丸まり、お尻のテンションが抜けている(腰痛の原因)

しゃがむときに背中や腰が丸まると、股関節ではなく腰椎に負担がかかり、腰痛を引き起こすリスクが高まります。
体幹部はまっすぐ保ったまま動作を行いましょう。
NG③:膝の動きが大きく、前足の踵が浮いてしまう

股関節が動かず、膝主導の動きになると前ももばかりが疲れる原因になります。
膝と股関節を同時に動かしていきましょう。
動画を見ながら実践してみよう
左右30秒ずつを20秒の休憩を挟んで3セット行います。慣れるまでは大変ですが、動画を見ながら一緒に頑張っていきましょう!
まとめ
通常の自重スクワットに慣れてきたら、足を前後にずらす「スタガードスクワット」を取り入れるだけで、お尻や太もも裏へしっかりと強い刺激を届けられます。
回数をひたすら増やすのではなく、フォームを意識しながら一回一回の負荷を高めていくことが、引き締まった下半身を作る近道です。
「正しいフォームで効いているか不安」「自分に合ったトレーニングメニューを知りたい」という方は、ぜひパーソナル指導も体験してみてください。
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